衆議院選挙が終わり、2週間が経ちました。結果はご承知の通り、自民公明の与党が圧勝して終わりました。北朝鮮問題がクローズアップされる中、多少の不満はあっても今の自公政権よりマシな選択肢はないというのが今回の結果につながったと思われます。選挙に限らず、世の中はベストの選択肢はほとんどなく、何がしかの問題はある選択肢の中で最もベターなものを選び、残りの欠点は自分の努力で良い方向に変えていくものではないかと思っています。これは職場、家庭、友人関係など全てにあてはまるのではないでしょうか。
さて、本日トランプ大統領が来日されました。昨年、大方の予想を裏切って大統領選挙に勝ったトランプ大統領、私は今もまだ期待しています。もちろん色々な欠点はありますが、今の所、同じ共和党政権だった時のようにイラクで戦争が起きてはいません。北朝鮮のミサイル問題が取りざたされていますが、こちらの問題はオバマ前大統領の時に戦略的忍耐と呼ばれる「圧力より対話」を取ったために、北朝鮮は何も恐れることなく核開発を進めることができたと言われています。大統領という職責は発言に問題があることよりも、4年間の任期が終わった時に世界が平和だったかどうかで評価されるべきではないでしょうか。
その点では、安部総理に対して野党が森友学園、加計学園の問題で総理にふさわしくないと攻撃していましたが、安部総理が辞めた時にもっと良い政治をする、いや、できることをアピールしてくれないと国民の側も安部総理を支持することが最高ではなくても最善ではないかと思わざるを得ないというのが選挙の結果に表れたのではないかと思います。
トランプ大統領は、これまでアメリカ合衆国内で誰も耳を貸してくれなかった内陸部の白人中産階級の人たちの声を拾いあげて当選しました。彼らにとってトランプ大統領は言動には問題があるが、自分たちの声を聴いてくれる唯一の存在として最高ではなくても最善の選択として選んだのではないかと思います。
今日はトランプ大統領、安部総理、松山英樹選手の3人でゴルフを満喫したようです。日米首脳間の協議は明日から本格的にスタートします。日本とアメリカにとって、いや世界にとって最高ではなくても最善の結論が出ることを期待したいと思います。