皆様、ゴールデンウィークはいかがおすごしでしょうか。私の方は前半こそ3日間家族サービスをしていましたが、今年も3日〜5日まで海外出張を入れてしまい家族からブーイングされております。中小企業経営者としては他の人が休んでいる時こそ一歩先へ進む事で会社の発展と安定を目指さなければと家では話しているのですが、なかなか理解してもらうのは難しいようです。
(別途平日に休暇を取ってすいている時期の旅行など穴埋めもしているのですが….)
さて4月も終わり新卒の方々は新しい環境に少しづつ慣れ始めたことかと思います。前回当社では久々の新入社員について触れましたが、やはり環境の変化による新鮮な気持ちというのは人生にとってとても大事なことではないかと改めて感じました。そこで今年の4月は今までやってこなかった季節ローテーションの人事異動を試してみました。具体的には製造現場の人間を期間限定で営業へ回すというシフトです。
やはり部門のトップの意識が変わらないと現場も変化しないという考えから当社の工場長を4月限定で営業研修をしてもらいました。
当人は段取りの良さや人使いの上手さなど優れた面をたくさん持っていたのですが、お客様と直接に接する機会が少ないせいもあって、どうしても変化を嫌う傾向があったのですが、短い時間とはいえ営業現場を回った事で目線が大きく変わりました。
どこの会社でも営業と製造現場は立場が違うためぶつかり合ってしまうことが多いのですが、同じ職場で過ごすことによって角も取れてスムーズなコミュニケーションが取れるようになりました。5月からは再度工場勤務になりますが、ここで元に戻らないように見守っていきたいと思います。
やはり何年も同じ仕事を繰り返しではマンネリ化してしまうので、本人も今回の異動は大きな刺激があったようです。最初はお客様にお会いするのに大変緊張していましたが、戻る頃には「これからはもっとお客様の声を反映したモノ造りをしなければ」とすっかり前向きな姿勢に変わっていました。
今回は私自身も、初めてする仕事によって初心を思い出したり、ポジションを変えることで違う目線で物事を見る事の大事さを改めて学んだ気がしました。
これからも社員と一緒に成長して社会に役立てる会社を目指していきたいと思います。