新国立競技場の見直し

最近、ニュースではギリシアや中国株急落が話題の中心になっており、私もギリシアについては2度題材にさせてもらいましたが、今回は国内問題の中から新国立競技場の話題について触れたいと思います。

一昨年の9月にオリンピック誘致合戦を制したプレゼンの中で、あの斬新なデザインの新国立競技場は間違いなくイメージ戦略に大きな貢献をしたと思います。著名な設計家であるザハ・ハディド氏のデザインは本当に斬新で素人の私が見ても2020年、世界を驚かせる競技場でオリンピックの祭典ができることを本当に楽しみにしていました。しかし1年半が経過して建築予算だけでなく維持費にとんでもない金額が必要とわかり、設計を白紙に戻してやり直すという方向に話が進み始めました。1スポーツファンとしてもとても残念です。

確かに1300億円の予算から2500億円を超える金額が必要となれば見直しとなるのはしかたがないという気もします。それでも国家的事業でもあるオリンピックの顔であるなら、なんとかならないかとも思います。1000億の予算オーバーなら国民一人一人が1000円寄付すれば、届くはずです。もしそんな話になれば私は1万円くらい寄付しても良いと思っています。ちなみに石原元都知事が尖閣諸島を東京都で購入するために募集した基金は約14億円集まったそうです。戦争の火種である島のために14億集まるなら、平和の祭典であるオリンピックのメインスタンドのために1400億くらい集まっても良いのではと思います。

以前のブログで書きましたが、私はオリンピック誘致の際は、本当はまだ1度も開催していないトルコがいいのではと思っていました。日本人であるのに不謹慎に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、世界の祭典である以上、先進国である米国やヨーロッパ等、同じ国で何度も開催するのではなくこれから発展していく国に開催のチャンスを広げていくべきではないかという考えです。

そんな中で再び、日本の東京が選ばれたわけなので落選した国の思いも背負って立派なオリンピックを開催したいと思います。落選して涙を飲んだイスタンブール、マドリードの方達に5年後にやっぱり東京で開催して良かったと思われるようなオリンピックになるよう国民全員でがんばっていけたらなと思う今日この頃です。

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