ネパール人材親睦会2

 乾杯の後、和やかな雰囲気で親睦会は始まりました。親睦会の重要なテーマとして、これからネパール人材を採用しようと考えている企業さんとコマイのように既に採用している企業との情報交換がありました。

 以前に弊社を訪ねてくださった物流会社さんと再会し話が弾みました。こちらの会社では特に専門の仕事を割り当てず、色々な業務を改革してもらえる人材として採用を検討されているようでした。当社ではまだ日本語のコミュニケーション力が十分ではないのでCADエンジニア、ホームページデザイナーとして専門領域に集中して仕事をしてもらっていましたが、この考えを聴いて、固定観念にとらわれてネパール人材の限界を勝手にきめつけていないかと反省する機会を頂きました。

 また別の会社さんは、もともとベトナム人材を採用していた中で今回新たにネパール人材を採用され両方の国民性について語り合う機会となりました。弊社にはベトナム人IT技術者はいませんが、製造現場にてベトナム人実習生を雇用していますのでネパール人の性格の違いは多少理解していましたので、私見を述べることができました。

 両国の人々の性格を比較するとベトナム人の方が少しシャイ(日本人に似ています)でネパール人の方が笑顔で社交的な感じがします。ベトナム人は個人目標に対してストイックに努力するタイプ。努力の情熱はアジア1かもしれません。ネパール人ももちろん努力家ですがチームの和を重んじて一歩引くことができるところがあるように感じます。野球に例えるとネパール人はバントもできる2番バッター、ベトナム人は任せると頼りになる3番4番バッターというイメージです。もちろん全員があてはまるわけではありませんし、ベトナム人従業員もチームワークの精神は持っています。ただ目標を明確にして集中して頑張らせてあげたほうが成果が出やすい傾向はあるように感じました。結果にコミットしてくれるので途中の努力を褒めるより成果を褒めた方ががんばってくれるイメージです。ネパール人の方は成果だけでなく、目立たない気配り、貢献も褒めてあげるとよりフォアザチームの精神を発揮してくれるようです。どちらの性格も組織を成長させるのに必要な要素ですので優劣ではなく、適材適所で活躍しやすい場を提供することが重要と感じました。今回お話させて頂いた会社さんも同じ見解を持っておられました。

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい閉会となりました。異国の地でがんばってくれるネパール人従業員に楽しい歓談の場を与えてくださった南海グループと大倉さんに感謝して今回のブログを終わりたいと思います。

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