ワールドカップ

 日本代表が、前評判を覆してベスト16に進出して大いに盛り上がったW杯が終わりました。

 決勝戦は、日本に勝ったベルギーを倒したフランスが強いだろうなと思っていましたが、4点も取ったのは凄かったですね。このチーム相手に1失点で敗れたベルギーは、やはり優勝してもおかしくない力を持っていたのだと思います。

 対戦時のコンディションや戦術の相性もあるので、単純には言えませんがブラジル、フランスを1点に抑え、イングランドを完封した強豪ベルギー。

 このチームから2点も取った日本代表は賞賛に値するのではないでしょうか。
 
 大会が始まる前は1次リーグ突破どころか1勝もできないのでは?という厳しいコメントも出されていました。しかし、途中バトンタッチした西野監督が冷静に現状の戦力を分析して、勝つ確率が一番高い選択をし続けたことが周囲の予想を超える結果に結びついたのだと思います。

 今回は、ポーランド戦での負けてる時点でのパス回しがブーイングをうけていました。私個人としては全試合勝つことが目的なら非難されても仕方ないと思いますが、1次リーグ突破を最大の目標としていたので、目標を達成するために最も確率の高い方法を選んだことは正しいと思いました。

 その後、目標達成のために最大の努力をしたにもかかわらず、バッシングが相次いで心配しましたが、ベルギー戦での戦いぶりが評価されてムードがガラリと変わって好転したので安堵しました。
 
 私はサッカーは素人ですが、ベルギーとの好ゲームは非難覚悟で1次リーグ突破にかけた戦術を選んだ西野監督の英断がなければ観れなかったかもしれないと、思っています。

 今回のメンバーは「おっさんジャパン」と呼ばれるほど年齢層が高く、4年後のW杯にはもう出ない人が多くいるようです。最後のW杯、開催前は散々な言われようでしたが、強靭な精神力で下馬評を覆し清々しい顔で帰国してくれた日本代表に心から「ありがとう。」の言葉を伝えたいと思います。

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