すっかり寒くなりましたね。10月の前半は真夏日が多かったような気がしますが、１ヶ月経たないうちにもう冬の足音が聞こえて来たような気がします。

　当社の決算は12月末なので、残り２ヶ月の追い込みで従業員達は忙しく働いてくれています。そんな中で当社では9月に新入社員を採用しました。新卒の場合は4月入社が一般的なのですが、当社の場合は新卒採用だけに拘らず中途採用するケースも多いです。

　学校やオフィス向けの家具は、どうしても新学年と決算きが重なる3月が最盛期となります。なので2月3月は猫の手も借りたいほど忙しく、4月からは徐々に落ち着いてくるので、どちらかというと4月より9月入社がありがたい状況なのです。

　9月入社ですと半年も指導すれば、基本的な技術はマスターしてくれますので最盛期の3月には頼りになる戦力になってくれます。もちろん4月に入社してくれても1年間指導できますので、スキルはより向上してくれるのですが、問題は5月から7月まで閑散期を迎えてしまうことです。

　「鉄は熱いうちに打て」と言いますが、新しく入った職場で仕事を覚える意欲が高い状態の時に緊張感を持って仕事を覚えることはとても大事なことだと思います。あと半年すれば繁忙期に入るので、それまでに仕事を覚えないとという意識は、当人にも良い緊張感になりますし、先輩社員にとっても今のうちに教えないと忙しくなったら大変だという気持ちがありますので、真剣に指導することになります。

　今回入社した２２歳のSさんはまだ若いのに、いろんな苦労をしたこともあって非常に前向きです。１歳年下ですが１年先輩になるKさんと仲良く切磋琢磨して頑張ってくれています。

　これから年末年始にかけて残業も始まっていますが、新入社員が頑張ってくれていると先輩社員も弱気な顔はできません。若手がベテランを刺激して好循環で回り始めた現場に大いに期待したいと思います。