前回に続いてコロナウィルス性肺炎について書きたいと思います。
日本政府が用意したチャーター機は、武漢の邦人を乗せて無事に日本に戻ってきました。
既に3便が往復して600人以上が帰国されました。ご家族の方も一安心されたことでしょう。
ただ、残念だったことは第一便では任意だった検査に対して2名の乗客が検査を拒否したまま入国、この2名は後に検査を希望すると申し出て陰性でした。大きな問題にはなりませんでしたが、この一件により第二便からは帰国後、検査に同意することが搭乗する条件となりました。
最初からなぜ、検査に同意しないと乗れないようにしなかったのか不思議でした。また31日になってようやく湖北省からの入国拒否を決定しました。これもWHOの非常事態宣言を受けて慌てて追随したように感じます。
政治家の皆さんも一所懸命に対策を練ってくれているのだと思いますが、問題が発生してから対策を講じる状態ばかりで後手に回っている感じがしました。今後は事前に問題の発生を予見して先回りして手を打つ予防処置に期待したいところです。
さて、大騒ぎとなっているコロナウィルスですが国立国際医療研究センターの発表によると1週間ぐらい上気道炎の症状が続き、肺炎を伴わないケースもあるようです。
中国で亡くなった方は元々持病をお持ちの人が多く、致死率はそれほど高くないとのコメントも出ていますので、実際はそれほど大きな問題にならないのかもしれません。冷静に状況を見守りたいと思います。
そうは言っても、未知のウィルスとの遭遇ですので完璧な治療法、対策が見つかるまで不安は消えないのも事実です。
世界中の医療機関で日夜研究解析が進んでいるようですので、早く特効薬など対処方法が確立されることを願うばかりです。