前回に引き続き、コロナウィルスによる肺炎について書きたいと思います。
中国政府の指示により春節休みが延長されていましたが、北京上海などの主要都市では明日10日から活動が再開されます。
ただ、事務所は稼動できそうなのですが、工場の方は作業員の大半がまだ故郷から戻ってきていませんので、生産活動の再会はまだ先になりそうです。
弊社の製品におきましても、中国からの輸入品につきましては日本への到着が2週間前後遅れる見通しとなっております。
皆様には納期の面でお待ち頂かないといけないことも出てくるかと思います。ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
武漢で60代の男性がウィルス性肺炎でお亡くなりになられたそうです。現時点で新型と断定はできないとのことですので、今後の正確な情報を待ちたいところです。
現時点で新型肺炎については以下のことが判明しています。
1発生地
武漢の海鮮市場でコウモリが原因ではないかと言われています。新型コロナウィルスの遺伝子構造の96%がコウモリに見られるコロナウィルスと一致しているそうです。またコウモリは2003年頃に流行したSARSのウィルス発生源でもあります。
2 コロナウィルス
コロナウィルスとは、1本鎖のRNAゲノムをもつエンベロープウィルスの1種だそうです。膜状の表面に存在する突起が太陽のコロナのように見えることから、このように呼ばれるようになったとのことです。武漢の新型肺炎だけでなく、以前に流行したSARS,MERSのウィルスもコロナウィルスの一種になります。
3 感染者数
2月9日現在で感染者37,539人(中国37,198人)死者813人となっています。海外ではシンガポール33人、タイ32人、日本25人、オーストラリア15人、ドイツ14人、アメリカ12人という状況です。
日本でも25人見つかっていますが、入院して完治した方もいらっしゃるので致死率の高い不治の病ではなさそうです。
私の個人的な憶測に過ぎませんが、中国では北京上海といった大都市以外では十分な医療施設がないことも死者が増えた要因ではないかと思っています。現在死亡率は2%となっています。国籍に関わらず、設備の整った日本の病院で治療を受けた方が亡くなる可能性は非常に低いのではないでしょうか。
油断は禁物ですが、はっきりしたことがわかるまでは、パニックにならずに手洗い、マスク着用といった対策を行った上で冷静に行動していきたいと思います。