オミクロン株が流行して蔓延防止条例が16都県に出されました。
感染予防を万全にしてこの冬を乗り切りたいと思います。
皆様もお身体にはくれぐれもお気をつけください。
最近、「致知出版社」の記事から「身口意一致」(しんくいいっち)という言葉を学びました。
言行一致は知っていましたが、この言葉はこれまで知りませんでした。
身は「行動」を口は「言葉」を意味しますので言行一致とは言葉は行動を伴ってこそ信頼が得られると昔から指導されてきました。私の人生の中で当たり前の言葉として使ってきましたが、「言行」にもう一つ「意」も一致させなければいけないことを初めて学びました。
意は「心遣い」を示すものですが、「心遣い」が言葉を選び、行動を決めるのだそうです。今までも無意識にそうしてきたのだと思いますが、改めて自分が発した言葉は自分の心遣いが選んだものという認識はなかった私は、この考え方に少なからず衝撃を受けました。
例えば人を褒める時、本当にすごいと思って心から褒めるのは簡単です。ただし、これは言葉と事実が一致しているので私の造語ですが「言事一致」であり、心遣いは必要ありません。これに対して本音はまだまだ褒めれる段階ではないが、教え子や部下にやる気を出してもらおうと思って褒めるのは「言事不一致」ですので本音を調節する心の働きが必要となります。
本当は不満を言いたいけれども、上司の面子を潰したり、同僚とギクシャクしないように言葉を選ぶのもすべて心遣いがなせる技ですね。
私も社員との面談の際には、言葉を選びながら話をするよう心掛けていますが、相手のあることなので強い言葉が飛んできた時に吸収しきれず固い壁となってはね返してしまうことが時々あります。
新しく学んだ「身口意一致」を常に思い浮かべて、サッカーのトラップのように強いボール(言葉)を吸収できる心遣いができるよう日々精進していきたいと思います。