アジア視察1 マレーシア

先日、商工会議所の企画ツアーでマレーシア、インドネシア、ベトナムの3カ国を訪問してきました。セカンドチャイナという言葉が流行る中、当社も中国以外の国も知っておかなければと思いこのツアーに参加しました。

月曜に出発して日曜が帰国日というハードスケジュールでしたが、3カ国それぞれの長所短所を肌で感じ取れる有意義な出張になりました。

初日は関空から香港経由にてマレーシアのクアラルンプールへの移動でした。夜の到着でしたので翌朝からのアクションでしたが、全般にシンガポールを思わせるセンス溢れる都会だなあという印象でした。道路脇の街路樹も奇麗に整えられて、街全体がハイセンスな雰囲気です。工場団地の販売パンフレットもリゾートマンションを思わせるような写真のアングルで生産拠点というより居住地としての魅力が高い国でした。さすがに老後のロングステイで1位となる国だなあと感じました。

現地の通訳兼ガイドさんは女性だったのですが、厳格なイスラム教徒であるマレーシア人は女性は夫以外と握手してもいけない、また酒は飲むのはもちろんガイドでも注文もお客さんに注ぐのも禁止という徹底ぶりでした。一方で男性は4人まで妻が持てること、ブミプトラというマレー人優遇制度があることでマレー人男性は労働意欲が低いというのがもっぱらの評判でした。労働者としては出稼ぎのインドネシア人の方がタフですし、詳細については華僑と呼ばれる中華系のほうが成功者が多いそうです。

ただ、政治が安定しており全体の教育水準も高いので運転マナーも良く日本人が現地で運転できますし、夜出歩いても問題ないところなどは進出した日本人駐在員の安心できる住環境という点では三ヶ国の中で一番良い国かと思いました。

殆ど観光の時間はありましたが、夜間の外出では香港のような屋根付の歩道橋を歩いて信号待ちのストレスなく15分程の散歩でホテルから観光名所のペトロナスツインタワーに辿りつけました。

中のショッピングモールも奇麗で客のマナーも良く本当に先進国という感じがしました。

次回はインドネシアについて書きたいと思います。

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