オリンピック開催地は東京に決まりましたね。頑張ってこられた誘致委員会の皆様、よく頑張ってくれましたね。本当におめでとうございます。
私は日本人としてもちろん東京に来てほしいという気持ちはありましたが多分無理だろうなという気持ちと、イスラム圏で一度も開催されていない歴史を変える意味ではトルコの方が良いのではと正直思っていました。
それでも8月下旬から東京が優勢と聞いてからは「もしかして…..」と期待する気持ちが段々湧いてくるのを感じていました。
改めて振り返ると今回の誘致活動は本当に努力されていたと感じます。流暢な英語、フランス語でのスピーチも西欧中心の委員会の好感を得ようとする真剣に努力する姿勢が強く感じられました。原発の汚染水に対する質問が相次いでマドリード優位と伝えられたときはやっぱり難しいかなと思いましたが、安倍総理が原発への質問に対して落ち着いた信念のある回答で東京の不安要素を見事に打ち消してくれていました。まさに自国が不利な状況ではリーダーはかくあるべしというスピーチでした。
開催地が東京に決まった瞬間に飛び上がって喜んでいる姿から、全員が本当に同じ気持ちで一生懸命頑張ってきたんだなということを実感しました。やや冷めた感じで状況を見守っていた私は当然、同じテンションで喜ぶことはできませんでした。自分に最初から応援する気持ちがあったなら、決定した瞬間に同じように感動を味わえていたのにと思うと残念であり、寂しい気持ちがしています。決定の瞬間の感動は味わえませんでしたが、その分は2020年開催時に感動と興奮を思う存分味わっ遅れを取り戻したいと思います。
今回改めて、仕事でもスポーツでも傍観者はつまらないとつくづく思いました。私が今朝、感動できなかったのはオリンピックが東京に来てほしいと思っていなかったせいです。誘致活動には参加していなくても、せめて東京に来てほしいと本気で願っていれば、朝のテレビにかじりついて結果発表をライブで目撃してきっと大きな喜びを味わう事ができたことと思います。仕事でも会社の業績が上がることは当然、給与が上がる喜びにつながるのですが、それでも自分がいい加減に仕事をしていても会社が勝手に良くなるような状況では本当の仕事の喜びは味わえないと思います。自分も会社と一緒に成長するような仕事をして、その成果が世の中に認められた方がより大きな喜びにつながるのではないでしょうか。私自身はもちろん当社の従業員全員が後者のような喜びを味わえるようこれから頑張っていきたいと思います。
最後に、イスタンブール、マドリードの皆さんは残念でしたがまた次回がんばって誘致に成功してほしいと思います。特に5回目の落選となったイスタンブールの方々の無念さは相当なものでしょう。心中お察し申し上げます。
それでもあきらめずに次回以降、ぜひイスラム圏での初開催を実現して歴史を変えてもらいたいと陰ながら応援しています。
2024年こそ誘致できるようぜひがんばってください。
Elinizden geleni yapin lutfen.