今年に入ってから英会話教室に通うようになりました。現在も頻繁に海外出張があるので日常会話程度は今まで問題なかったのですが、通訳のいない現地工場と取引の交渉をする機会が増えたので本格的に学ぶことを決めました。

大手B社で習っているのですが、講師は全員外国人です。といってもネイティブのアメリカ人、オーストラリア人以外にスイス人やブルガリア人の方もいて、それぞれ性格の異なった先生が毎回ランダムに変わるので、レッスンのたびに今日は誰に当たるかな？と楽しみに通っています。

大らかそうなオーストラリア人が意外に細かく文法チェックしたり、緻密そうなスイス人がけっこうアバウトだったりイメージと違うギャップが面白かったりしています。

今はネゴシエーションという教科書を使って、ビジネスの現場で交渉時に使う英語を中心に勉強しています。B社ではロールプレイといって互いに売り手と買い手役、または雇い主と従業員になって実際のシチュエーションに沿ったトレーニングが多いです。

このロールプレイの面白いところはマンツーマンで指導してくれる外国人講師が本当にその役にはまって演技してくれることです。特にサプライヤーの営業担当役の時に、「これ以上値段を下げたら、うちの社長に明日からもう会社に来なくていいといわれてしまう。」などいろんな物語をつくって生徒を本当の交渉現場にいると思わせる力量は大したものだなと思いました。まだ通い始めて２カ月ですが、楽しく学べているので次回のレッスンを毎回楽しみにしています。

仕事でも勉強でも毎回、同じで面倒なことをやらされるような雰囲気ではなかなか上達しにくいと思います。一方で次はどんな展開になるのか、わくわくしながら迎えることができれば本当に充実した時間をすごせるのではないでしょうか。毎日の仕事の中でもわくわくするようなちょっとした工夫ができないか考えていきたいと思う今日この頃です。