現在、8月16日からシンガポールに留学しています。帰国は9月1日の予定ですので半月、会社を空けることになりますが、業務の方は問題なく対応できる体制になっておりますのでご安心ください。当社の社員は20名ですが、製造作業、事務に関係なくiPhoneを支給しています。これで毎日の日報を直接、私宛に送ってもらい翌日朝に、私が返信することがルールになっています。これで、その日の製造工程の進捗、クレーム電話の内容、特殊な引き合いの有無を当日チェックできますので離れていても指示が出せる状態になっています。毎日20人分の返信は大変ですが、あまり硬くならないように冗談も交えながら、やっているので楽しく継続できています。
さて留学先ですがシンガポール国立大学のビジネススクールで、米国のスタンフォード大学と提携したグローバルマネージメントコースです。留学に至った経緯としては3年前に初めてシンガポールを訪れた時に遡ります。この時は現地の小中学校の教育環境を視察する目的だったのですが、子供たちのレベルにとても驚かされました。
12歳以下の子供が賛成派と反対派にわかれて時間を決めて交代で討論しあう形式の授業が特に印象的でした。小さい頃から自分の意見をはっきり言う。反対意見を言われても冷静に受け止めて論理的な反論を構築する能力がしっかり養われていると感じました。シンガポールは資源のない国なので人のレベルの高さが国家の未来を決めるという考えが徹底されています。教育への投資熱は日本とは比較にならないくらい高いと感じまた。それから3年が経過して事業環境も変化してきており、当社としても今後はビジネスをアジア全域に広げていきたいと考えています。そこでアジア全域でのビジネススキルを身につけることと、現地での人脈づくりを兼ねてこのプログラムにチャレンジすることにしました。
16日の土曜にレセプションパーティがあり、ディナーを楽しみながら名刺交換したのですがまずはダイバーシティがすごかったです。シンガポール・タイ・マレーシア・インド・ベトナム・インドネシア・フィリピン・インド・韓国・日本・オーストラリア・ブラジル・ニュージーランド・スリランカ・南アフリカ・ブラジル・フランス・ドイツ・スイス・オランダ・リヒテンシュタインという多様性に驚かされました。参加している人のレベルも高く、ITの世界的企業のM社、I社、H社の幹部が多数参加しており、彼らと一緒のグループに入った時のディスカッション(議論)では英語のスピードに全くついていけませんでした。それでも英語の能力差以外は、過去の実務経験がある分、内容の理解はできているのでがんばって追いついていこうと思います。
2週間のプログラムなので24日現在、半分が終わったところです。残り1週間ですがしっかり学んで帰りたいと思います。