エグゼクティブMBA2

9月に入学したエグゼクティブMBA(以降EMBAで表記します)がスタートして3ヶ月が経過しました。

56人いたクラスメートの顔と名前もようやく一致しつつあります。56名中、39人が中国人なので授業中は英語でも休憩時間と宴会では中国語が飛び交うという環境で、中国ビジネス展開を考えている自分にとってはありがたい環境です。欧米人が数名参加していますが皆、片言なら中国後も話せる人ばかりです。

9月と10月は1週間の授業でしたが11月からは木曜から日曜の4日間となり、毎月1回の勉強を20ヶ月続けることになります。最初の2ヶ月はまずクラスメートと馴染みながらじっくり学ぶ受け身の形でしたが、11月の授業からは電卓片手に工場の作業工程速度を計算したり、工場⇨卸売⇨小売の間で在庫を最小にする取引方法を考えるゲームをしたりと実戦的な授業が多かったです。

特に8チームに分かれて競い合わせるやり方はとても刺激的でメンバー全員がエた4日間を味わうことができました。在庫管理ゲームはお客様からの発注に対して品切れすると1台当りマイナス2点、在庫が残ると1台当りマイナス1点減点されるルールでいかに品切れしない方法を考える面白いゲームでした。特に8チームに分かれて競い合わせるやり方はとても刺激的でメンバー全員がエキサイトしているので手を抜いたり、眠くなっている暇のない充実した4日間を味わうことができました。あと工場経営をしている当社ではボトルネック(一番時間のかかる工程)を改善しなければ全体速度があがらないので、まずはボトルネックを徹底的に改善するという考えがとても重要です。

この理論は日本でも「ザ・ゴール」という本で紹介されており、実は私はすでに読んでいて自社で改善を進めたことがあります。その時は、私の現場作業の理解が不足していたこと、現場の方でもボトルネックに対する理解が不十分で満足な改善をすることができませんでした。

今回は実際に製品Aに対してこの1工程は何分、2工程は何分というのが明確になり私と現場作業者が共通の言葉で会話してコミュニケーションをとることができるようになり、改善が一歩進み始めました。

既に実行されている企業さんから見れば、周回遅れですが大きな一歩を踏み出せたと思っています。

3に続きます。

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