この度、ホームページをリニューアルいたしました。
創業時より教育環境を整備することに情熱を燃やした創業者の志をベースに「子供達の明るい未来のために楽しく学べる幸せな空間を創造する」ことをビジョンにして、世の中に貢献できる会社を目指していきます。
さて、10日は参議院選挙がありました。結果はご承知の通り与党の圧勝に終わりました。安保法案改正の時は、あれほど盛り上がったデモもそれほど目立たず気がついたらもう投票日という感じでした。理性的に考えれば法案が可決される時に国会前で騒いでも、何も変わりませんが本当に安保に反対ならば、国民の権利を行使できる選挙の時こそ積極的に動くべきなのではないかと思いました。もしかしたら、それなりに活動されていたにも関わらず、メディアが以前ほど取り上げなかっただけなのかもしれません。
日本の選挙は、予想通りでしたが先月24日にイギリスで行われた選挙は、まさかの結果になりました。イギリスがEUに残留するか離脱をするか、その選択がヨーロッパ全体の未来に大きな影響を与えるイギリス国民の選挙でした。
選挙前は結局、残留するだろうと楽観視されていたのですが、開票の結果は想定外の離脱派勝利となりました。大阪都構想の選挙もそうでしたが、英国の選挙でも若者はEU残留を望む人が多かったけれど、高齢者の中には離脱派が多かったそうです。毎回、選挙の時期になると将来の責任を負う若者と老い先が短い高齢者との一票が同じで良いのかという議論がおきます。昔は出生率が高くて人口ピラミッドが三角形でしたので一人一票だと自然に若者の意見が、反映されていました。ところが、今は日本もイギリスも高齢化が進んでいます。
だからといって若い人が2票、高齢者は1票という権利にするわけにはいきません。そこで生まれたのが選挙権を18歳にするという案です。今回の選挙では、高校生で18歳を迎えて選挙に行った人達もたくさんいたようでテレビで取り上げられていました。TVのインタビューで誰に投票するか聞かれた時に、真剣な表情で答える高校生を見て、日本の将来もまだまだ期待できるなと思いました。鉄は熱いうちに打てと言いますが、一生で最も政治経済歴史といった社会学を熱心に学ぶ時期は高校3年の時だと私は思っています。受験しない方もいらっしゃるので全てというわけではありませんが、大学受験に向けてたとえ点数のためだとはいえ、選挙権、内閣の役割などとにかく強制的にでも覚えなければいけない時期です。もちろん学生運動などの最前線にいらっしゃる方はよく勉強されているかと思いますが、平均的に政治経済の知識があり、関心が高いのは大学入学後より入学前というのが日本の状況ではないかと私は思います。
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